そこで初めて、「隣に座っているのは女性である」ということに気づき、なおかつかわいらしい声の人だということがわかったのです。

こりゃちょいとお顔を拝見と思い、何気なく隣を見やると

「む、む・・・・おばちゃんじゃん！！」

いや本当に40台後半ぐらいと思われるおばさんが、もう一人のおばさんと仲良く話しているのです。
それまでは、会社の若い子と先輩のおばちゃんが話しているとばかり思っていたのですが、単なるおばさん同士の会話だったのです。

なんか久々にがっくりきましたね。
それからは、なんかとにかくしゃべり方が気になっちゃって。

「え～～っとぉ、それはぁ・・」

とか、

「え～、そぉなんですかぁ・・・。でもぉ・・・」

みたいな感じでしゃべっているので、なんだか怒りさえ覚えました。

もっともそのおばちゃんには何の罪もなく、ただ単に、私が勘違いをしただけなんですが、そのかわいい声のおばちゃんが話すたびに、

「え～い、もっと、しゃきしゃきしゃべらんか！！」

と心の中で激しく何度も繰り返しつっこんでました。

まあそういったわけで、男っていうのはどうしようもなく理不尽な生き物だとうことがわかるエピソードでした。

本当にどうでも良い話なんですけどね。