電車の乗り換えのため多くの人が階段をかけおりていく中、私の５ｍほど前のひとがちょうど階段を降りかけた時、昇ってこようとした人に膝蹴りを食らわされているのを目撃しました。

膝蹴りを食らわされている人＝３０代男性（カジュアルルック？）
膝蹴りを食らわした人＝４０代男性（サラリーマンルック）

状況はよくわからなかったのですが、階段を降りる人、昇る人、それぞれ急いでいるため、よくぶつかりそうになっているのですが、きっと今回もそうだったのでしょう。ぶつかりそうになって、とっさに膝が出たのか、頭に来たからなのかはわかりませんが、とにかく膝蹴りを腹部にお見舞いしていたのです。サラリーマンルックのメガネをかけたおじさんがです。

で、当然蹴られたほうは腹が立つわけで、かなりの力で右フックをわき腹（やや背中の方）に反撃の一撃。殴られたサラリーマンはあまり痛そうな顔をせず、殴った人を見る。
あまり痛そうでない顔にまた腹が立ったのか、もう一発同じところに右フックをお見舞いしたところ「なにすんだよ！」といった顔にサラリーマンの男がなり、「てめぇこのヤロ、ふざんけんな！」って顔にもう一人の男がなるも、人の流れが多く、台風なので早く帰らないとということもあったのか、なんとなくサラリーマンは階段を昇り、もう一人はそのまま電車待ちの列に向かいました。

その間、ほんの数秒。

膝蹴りを目撃したところから、その二人の横を通り過ぎる直前ぐらいまでの出来事でした。

大事になりそうでしたが、それ以上にはなりませんでした。（それでもけっこう大事ですが。）

この一瞬の間の私の頭の中はと言いますと、

「殴り合いとかになったら、止めたほうがいいのかなぁ」
「でも、めんどくさいなぁ。とばっちりくらったら嫌だし」
「早く家にも帰りたいし・・・。」
「あ、なんか終わったみたい・・・」

といった感じで展開していました。

キレる大人・・・。そんな週刊誌の見出しを思い出した、台風の夜でした。

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