パワステ→超重ステ→JAF!?
先日、5月24日のことです。
とうとう体験しなくてもよい、初体験をしてしまいました。
タイトルにも書いたように、生まれて初めてJAF様のお世話になってしまったのです。
それは近所の大きな酒屋さんに車で買い物に出かけたときの話です。
家を出て、なんの問題もなく車を運転し、酒屋さんに到着し駐車場に車を止めようとしたときのことです。
家を出て、なんの問題もなく車を運転し、酒屋さんに到着し駐車場に車を止めようとしたときのことです。
「あ、あそこ空いてる。」
って感じで駐車スペースを確認しつつ少し通り過ぎ、ハンドルを切りつつバックし、珍しく一発できれいに入りそうだなぁ・・・などと思いつつハンドルを戻し始めたときのこと、いきなり、
ガクンッ
とハンドルに負荷かがかかり、突如ハンドルが重くなったのです。
運転している当人としては
「うわっ、ハンドル壊れた!!!」
という感覚でした。
何せ重くなったというより、動かなくなった!といった方が正確なぐらいハンドルが重くなったし、加えてハンドルを切ると「ガクン、ガクン」とすごくいやな震動がハンドルから伝わり、このままハンドルを切ると本当にどこかが壊れてしまうのではないかと思いました。
動かないハンドルを無理やり動かしなんとか駐車スペースに車を収め、さてどうしたものかと考えます。
メーターのところを見ると、見慣れない「EPS」という警告ランプが点灯しておりました。
「こ、これは??」
ということで、取説みたいなやつを見てみると、どうも電気系統のトラブルの警告ということでした。
説明を見ると、うちの車は(知らなかったのですが)電動パワーステアリングで、ステアリングをモーターの力で補助しているらしく、低速でハンドルを何度も何度も切ったりしているとモーターに負荷がかかり発熱し、熱のため電子部品(?)がおかしくなるのを防ぐため、自動的にその辺の機能が停止する・・・といったことが書いてありました。
そういったわけで、発熱を収まればまた復活するかと思ったのですが、とりあえずディーラーに連絡。担当の営業さんにつないでもらい
私「あの~、突然ハンドルが動かなくなったんですけど・・・」
営「JAFさんに連絡して、こちらまで運んでもらえないでしょうかねぇ。」
私「えっ?」
やりとりの内容はかなり端折りましたが、これこれこういう状況でハンドルが急に動かなくなったという説明をし、あちらからは、ハンドルを切って、タイヤは動きますか?といった確認があり、いやちょっとは動くけど、運転はできないと思いますよ、なんてこちらが言うと、車を運べる車がいまないので、JAFさんとかでレッカーしてもらえないでしょうか・・・といった感じになったわけです。
で、それからが大変だったのです。
以下ディーラーさんとのやりとり
営「JAFさんに会員登録とかされてますか?」
私「いいえ。」
営「じゃあ、いきなり呼んじゃうとけっこうお金がかかっちゃうので、呼ぶんだったら会員登録してからのほうが年会費含めて6000円ぐらいで済むと思いますよ。」
私「えっ、そうなんですか・・・。(ってこっちがお金払うの?)」
営「あ、保険とかでレッカー移動の補償ががついてたりしますから、保険会社さんに連絡したほうがいいかもしれませんね。」
私「あ・・・、保険関係のものって家なんで、まったく連絡先がわかりません。」
営「・・・、どこの保険会社さんかわかります?」
私「・・・、・・・・、○○かな?」
営「それなら、○○さんの連絡先をお知らせしますので確認の電話をいれてもらえます?名前と住所を言えば保険の確認ができるはずですから・・・。」
私「あ、わかりました。連絡してみます。」
という感じで今度は教えてもらった保険会社さんに電話。
私「あの・・・ハンドルが急に動かなくなっちゃったんですけど。」
保「事故ですか?」
私「というか、故障ですかねぇ。」
保「すいません、こちらは事故窓口なので、故障専用窓口に連絡していただけますでしょうか?」
私「ああ、はい、わかりました。」
つづいて、保険会社の故障窓口に連絡。
私「あの・・・ハンドルが急に動かなくなっちゃったんですけど。」
保「故障ですね。すいませんが、お名前とお車の車種よろしいですか?」
(名前とナンバーの照会、その後住所などの確認をして)
保「お客様の保険内容確認しました。JAFさんのサービスも補償している契約ですので、JAFさんに現地で確認していただきレッカー移動が必要ということであれば移動してもらい、その場で料金をお支払いいただき、その後その料金を指定の口座に振り込ませていただきます。」
なんて内容の説明を受けました。
おほっ、保険最高!!
ということで、そのままJAFさんにつなげてもらうことになりました。
保「これから、JAFさんにお電話おつなぎいたします。私もお電話聞いていますので、ご不明な点ありましたら、私に声をかけてください。」
私「あ、わかりました。」
保「それではJAFさんにつなげます。」
J「もしもし、JAFの○○です。」
と今度はJAFさんに話をし、現在位置を説明し1時間後くらいにJAFさんが来てくれることになりました。
このときの時間が、午後2時30分。1時間後ということだったので昼飯でも食べていようと、近くでカレーを食べていると携帯に着信。
J「今着いたんですけど、どこでしょうか?」
私「すいません、今行きます。」
3時半に来るとおもっていたのが3時5分ぐらいに到着してしまいびっくり。
慌てて走って現場に行くと、駐車場に停めてあるマイカーの前に、JAFの方の姿が。
「すいません。」と声をかけ、
車のキーを手渡す。
JAFの人、車の乗り込みエンジン始動。
ハンドルの確認。
こりゃ重いね。
とはいえ、その場所からレッカー車で引っ張れないのでJAFの人は無理やり(のように見えた)ハンドルを回し、なんとかレッカー車の後ろに車を移動することに成功。
(力任せにハンドルを切れば、タイヤは動いたらしい)
そして私の車はレッカー車と仲良く連結されました。
で、私はレッカー車の助手席に乗り込み、ディーラーの営業所へと向かいました。
初めてのレッカー車・・・。
営業所までの道、JAFの人と世間話。
私「やっぱり現場では夫婦とかでもめてたりすることってありますよねぇ?」
J「そうですね。先日も旦那が車好きで、すごいマフラーをつけてたんですけど、それがぶつかってとれちゃったなんてのがあって奥さんがすごい怒ってましたよ。」
私「ああ、ですよねぇ。」
J「女の人は、現実的ですからねぇ・・・。」
私「そういえば、鍵とかも開けるんですよねぇ。」
J「そうなんですけど、年々開かなくなってきましたよねぇ。最近のはどうしたって車に傷が着いちゃうんですよ。」
私「そうなんですか・・・。」
J「ディーラーの方なんか、あかない場合は窓割っちゃうようですよ。」
私「へぇ~~~~。」
なんてことを話しているうちに営業所に到着。
JAFさんには、結局1万6千円ほど支払いました。
で、営業所の中に通され、出されたコーヒーを飲みながら外を見てると、私の車が普通に動いているのが見えました。
「?????」
直ってるの?と思いつつ席に座っていると、メカニックらしき人が近づいてきて
「症状がでなくなっているので、もう少し調べさせてください。」
なにぃ、直ってる???
JAF様呼んで???
レッカー移動までして???
そんな馬鹿な!?
いや、今直っていたとしてもそんな突然ハンドルが動かなくなるような車など乗って帰れん!と心に思いながら待っていると再びメカニックの人がやってきて
メ「電子部品のログを調べたところ、おかしくなった記録が残っていましたので、このパーツを取り換えさせていただきます。パーツは5年保証の期間内ですので費用は発生いたしません。」
私「(内心ほっとしつつ)そうですか・・・。」
メ「今部品を発注したのですが、パーツが届くのが明日の午後なので、申し訳ありませんがまた明日取りにいらしてください。」
私「ああ、わかりました。」
その時にメカニックの方の話によると、発熱によるトラブルとかで一時的におかしくなったわけではなく、その電子パーツ(EPSのパーツ)がおかしくなったということでした。それがおかしくなるとモーターによるパワステの機能がなくなるので、昔ながらの重いハンドルになるわけですが、それにプラスして動かなくなったモーターも動かさなくてはいけないためさらにハンドルに負荷がかかるため、超重ステになるそうです。
ということは、ハンドルはすっごく重いけど、パワーさえあれば運転ができたということですね。
そんなこんなの長くつらい1日はすぎたのですが、時間が経つにつれ、交差点とかそんなところで突然ハンドルが重く(というか動かなく)なったら絶対事故るよなぁ・・・とか思うとだんだん怒りがわいてきました。とにかく嫌みのひとつも言ってやろうと修理終了の連絡が入ったので電車にてディーラーへと行きました。
いつもの営業の人と、メカニックのちょっと上の人っぽい人から説明を受けつつ、こちらからも確認。
私「通常走行中にこういったことは発生するんですか?」
メ「機械ですから絶対とは言えませんが、駐車時に今回のようなケースの報告はありますが、走行中で発生したということはありません。」
なんてやりとりをしたのですが、なんかこちらが一方的に話をしているだけで、"暖簾に腕押し"みたいで、ちょこちょこと軽い嫌味を言ったのですが、さすがに向こうも(悪い意味で)プロなので全然堪えてないように見えました。その場で他のお客さんに聞こえるように
「もう、ここの車は二度と買わないからな!!」
とか言ってやる気持ちよいのかもしれませんが、小心者なのでそこまではできず、とはいえ心のなかでは
「買わない。絶対他のメーカーにしてやる。」
と心に誓ったのは言うまでもありませんでした。
まあ、なんだかんだと経験値はたまりましたけど・・・。
それにしても、怒りにまかせたためか長文となってしまいました。
反省。
大変でしたね~
私は以前某ディーラーで事務員をやってましたが、その事例は聞いたことないです。
パワステが『パワー“いる”ステアリング』になったんですか。そりゃかなり驚きますよね。
車の故障って不思議なもんで、工場に来たら現象がでないってよくあるんですよね。
「ついさっきまで変だったのに・・」と、『うそじゃないって』感をアピールしながら
納得いかない様子で帰るお客さんをよく見ました。
土日は頭痛のためダウンしておりました。
いやホント大変でした。
いろいろ初体験だったので非常にあせりました。
電化製品とかにしろ、修理に持っていくと「大丈夫ですね。」なんて軽く言われることがありまして非常に腹立たしい思いをすることがよくありますね。
そういった面ではまだましだったのかも・・・。
私は軽トラの○ズキの○ャリーで全く同じ症状が出ました。雨の日、高速道路を隣で追い越していく大型トラックの波のような水しぶきを受けながら走行後、朝の渋滞時の長い上り坂で右折しようと右車線でゆっくり走行している時、EPSの表示が点灯し、急にハンドルが重くなりました。ハンドルを動かそうとしてもピクピクとハンドルがひとりでに動き、窓の外から前タイヤを見てみると、ハンドルの動きに合わせて動いていました。力を入れて動かせば何とか動いたため、あまり機械に無理がかからないよう意識しながら目的地まで運転。約4時間後エンジンをかけると、EPSの点灯はなくなり、ハンドルの動きも元に戻っていました。公道を走行中いきなりあのような症状が出るのは非常に怖いと思いました。後で取扱説明書を見ても詳しい説明はありませんでした。メーカーにはあのような症状が出ないよう改良するか、どうしても出てしまう症状ならば、どのようにすれば避けることが出来るのか、世の中に周知徹底させて欲しいと思います。燃費不正で大騒ぎしていましたが(これも悪いことであることは間違いですが)、命の危険に直結するこのことの方が私には大変重要なことであると思われます。
モーターが回らない。
アシストがなくて昔のステアリングになるのだったら良いけど、
アシストの分少しのハンドル回しで切れる、その分重い。
それ以外にモーター回らないので、そのギアが邪魔してる、それを乗り越えて滑るクラッチのようなブレーキがあり、これを回す力が加算されてます。
話かわって、ハンドルギア比少ない分、高速なんかでチョット切ったつもりが、切りすぎて壁に激突、というのが起こらないようにしたいね。