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編集王

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ネプチューン原田泰造主演のドラマ『編集王』です。


●あらすじ

桃井環八(原田大泰造)は『明日のジョー』に憧れて、ジョーになるためにボクシングを始めた男だ。
しかし 網膜剥離でチャンピオンへの道を断たれ、燃え尽きる前にリングから降ろされてしまった。
そんな環八が次のリングとして上がったのが、漫画編集の仕事だった。

ということで、原作はビッグコミックスピリッツに連載されていた同名の
漫画で、原作もかなりドタバタな感じでしたが、このドラマ版もそれ以上に
ドタバタ感あふれる内容です。

1話目は、恋をして漫画が描けなくなった売れっ子作家を励まし奮い立たせる。
2話目は、挫折しかけた新人漫画家のために走り回る。

とにかく環八が熱いです。
その熱い男を原田泰造が熱演なのです。まあ見た目はまるっきりネプチューンの
原田泰造なんですけど、この桃井環八は見事にはまっています。

他の派手なドラマと違って出演者もけっこう地味目ですね。(原田泰造が主役だし)
熱い熱い桃井環八と対照的に漫画編集を仕事と割り切る女性編集者に



京野ことみ(あれ?ずいぶん違う)


この人はけっこう毎回違う役柄をきちんとこなしていると思います。
あの声でけっこう損してたりするのかもしれませんが、うまいような気もしますね。
まあ、この辺はいいとして

環八を編集の道に導いた兄貴分の青梅広道に中山秀征(この辺が地味)。
八方美人で調子のいい副編集長の宮史郎太に高橋克実。(さらに地味な感じ)
若手女子編集部員の中原ひかるに真中瞳。(地味っていうか、安っぽい?)

そしてヒロイン(?)の社長の娘で月刊『美』の編集をしている香川夏見が菊川伶。(地味かどうかは判断つかないが、少なくとも私はよく知らない)
よく知らないけれども、この子が登場シーンはバカバカしくて大好きです。


菊川伶(ちょっと藤原紀香的)

登場するたびに流れるBGM、スローモーション、
原田泰造の顔(↓こんな)


岡村?いえ原田泰造です。


これが毎回あるのかと思うとすごく楽しみです。
更にパワーアップすることを期待します。

地味地味と言ってきましたが、こういうキャスティングのなかひときわ輝く
超悪人顔の疎井編集長に蟹江敬三。(顔凶悪過ぎ!)


こんなですよ。


こんなキャスティング微妙なキャスティングンのドラマが『編集王』なのです。

◆ 感想 ◆

でもね、面白いですよ。

原作はもっとそれぞれのエピソードを詳しく、もうちょっと漫画編集の現状みたいな部分を深く掘り下げていて、漫画業界に鋭くメスを入れる!!とまではいかないものの、もうちょっとドタバタながらそういう部分がありました。

が、TV版ではその辺の部分が省略されていて、人間ドラマ(ちょっと違うかな?)の部分をクローズアップして作られていると思います。

それがいけないってことではないです。
どちらかというと、万人受けするようにうまくつくってるなぁって印象なのです。

原田泰造の演技も素朴だけど熱っぽくて感動させられます。
なんでネプチューンに感動させらるんだ!とか思っちゃいますが、うっかり涙ぐんじゃったりもしています。

まあそんな毎回パンツいっちょうになる必要はないと思いますけど・・・。

基本的には1話完結なので、気軽に見ることができますよね。
騙されたと思って、見てない方は一度見てみてください。
最終的にはちょっとイイ気分にさせてくれますよ。

ホントに。

編集王 (1) (小学館文庫 (つB-1)) 2000年秋ドラマ
編集王
火曜日 夜9:00~9:54 フジテレビ
画像はコミック第1巻

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