HERO(その1)
はい、『HERO』です。
民放ドラマ記録をすべて塗り替えそうな勢いのお化けドラマです。
ご存知キムタクが、高校中退のはみだし(?)検事に扮し、難事件を次々と解決していきます。(???)
弁護士を主役にしたドラマは今まで多数あったものの、検事を主役にしたドラマという点も注目されていますね。
民放ドラマ記録をすべて塗り替えそうな勢いのお化けドラマです。
ご存知キムタクが、高校中退のはみだし(?)検事に扮し、難事件を次々と解決していきます。(???)
弁護士を主役にしたドラマは今まで多数あったものの、検事を主役にしたドラマという点も注目されていますね。
話す時、顔近付け過ぎだよ、木村くん。
主役の木村くんは、久利生公平の役というより今回もキムタク役です。
GパンにTシャツ姿という、いつものキムタクルックでお仕事なのです。検事なのに。
なんていうか、見ず知らずの人と接することの多い仕事をする人間としては、あの姿はどうなんでしょうか?
というより、まわりの人もちゃんと注意してあげたほうがいいと思います。
とは言ってもキムタクですからね。これでいいんでしょうね。
そんな型破り(?)なキムタク検事と対照的に、真面目で融通のきかない担当事務官の
松たか子は
キムタクのやり方を頭ごなしに否定するものの、新事実が見えてくると気持ちがいいぐらいに考え方を180度変えてキムタクに肯定的になります。
あまりの変わり身の早さは清々しくもあります。
なんだか今回の役の松たか子はけっこう好きなのです。(他は嫌いだったのか?)
で、最初は型破りなキムタクを良く思っていないものの、彼の事件に対する真剣な姿などを目の当たりにするにつれ徐々に心を開いていき、やがて恋に落ちる。
ってことになるんでしょうね。
まあ、それはわかるんですけど。
なぜか既にキムタクは松たか子に惹かれているようなんですよね。
なんでだろう?
さあ、それはそれとして、その他のゆかいな仲間たちを紹介しましょう。
最近さらに濃い演技に拍車がかかっている阿部ちゃんは、タレント弁護士を目指している芝山検事。
その芝山と不倫関係にある、女弁護士・中村美鈴の大塚寧々。
曲者ぞろいの脇役陣の中で、けっこう愉快な演技を見せてくれます。
松たか子に思いをよせ、振り回され続ける可哀想な男。
江上検事=勝村政信。似てない。
で、さらに可哀想な、悩み多き中間管理職・牛丸刑事部長(角野卓造)。
微妙だけど、どっちかというと似てないか?
で、
愉快な事務官ふたり。
左、遠藤事務官(八嶋智人)。右、末次事務官(小日向文世)。
すばらしい小芝居を見せてくれます。
特に八嶋さんの快心の笑顔は、これだけでも"見る価値あり"です。
◆ 感想 ◆
面白いと思いますよ。やっぱり。
でも視聴率を30%もとるような面白さではないと思うんですよね。
毎回1話完結でわかりやすいっていうのはいいけど、ドラマ全体を流れる大きな物語りみたいなものがないので、ハマるタイプのドラマではないですよね。
毎回の話しにしても、キムタクを活躍させるのはいいけど、あんなちょこっと捜査しただけど新事実が発見できるなんて、ありえないですよね。
犯行現場に犯行時刻に"偶然"いると、新事実が発見されるし、法的になんとかできない女結婚詐欺師は、たらしこんで改心させるし。
ストーリー的にはかなり、「おいっおいっ。」なんですよね。
だいたい検事が
「俺的には絶対ゆるせないですね。」
って言うんですよ。"俺的"ってねぇ。検事ですよ。
じゃ、なんで面白いかっていうと、まわりの役者さんの小芝居が面白いんですね。
阿部寛、大塚寧々の関係も不倫カップルコントとか。
八嶋智人さんの快心の笑顔とか。
松たか子もけっこういい感じで堅物女事務官を演じてますしね。
みんなそれなりに、それぞれの役柄を演じているのですが、キムタクはやっぱりいつものキムタクなのです。カリスマ美容師と同じなのです。
それがいいのかもしれませんが、そう考えると『ロケット・ボーイ』で気の弱い男を大袈裟に演じてる織田裕二のほうが、役者としてはがんばっているって思えますよね。
まあ、キムタクは役者じゃなくて、キムタクだから別にいいんでしょうけど。
だったら、タイトルも『HERO』じゃなくて
『キムタクのそれゆけジーパン検事!』
とかにすればいいのにね。
そのほうが、よっぽど潔いと思います。
あとやっぱり気になるのが
「よろしこ。」
ていうのを流行らそうとしてるのところ。なんか、ちょっと嫌ですねぇ。
絶対使うもんか!!と思っちゃいます。
そんなかっこいいキムタクですけど
この(↑)ファッションはどうなんですか?
ねぇ?つなぎ(?)ですぜ。これにマフラーして、ダウン着ちゃうんですぜ。
どうなんですかねぇ?キムタクだからいいんすかねぇ。
◆
まあ、それはそれとして、最後にどうしても触れておかなくてはいけないのがキムタクたちのいきつけのバーのマスター(筋骨隆々)。
ちょっと狙い過ぎの感じはするものの、卵酒から広島風お好み焼きまで、なんでも作ってくれるマスターは、やっぱり描いておかないといけないでしょう。
まあ、今回はそんな感じですかね。
ということで、今後もよろしこ。・・・・あっ。
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