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『海峡を渡るバイオリン』を見た

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先週の話ですが、今一番泣ける俳優・草ナギ剛君主演のフジテレビ開局45周年記念ドラマ『海峡を渡るバイオリン』を見ました。新聞のテレビ欄を見たとき香取君のスマステーション4に続けて草ナギ君が出演するというのを見つけ、ドラマをちゃんと見たうえで、スマステを見ると楽しいかなぁ・・・という理由からです。
実在の人物・陳昌鉉さんのバイオリン作りに情熱を燃やした半生を描いたノンフィクションが原作です。

で、ストーリーは、韓国で生まれ育った少年が、教師になるために日本に旅立つも、敗戦後の日本では日本人でないため教師にはなれず、バイオリン作り夢をかけ、献身的な妻の愛に支えられ、「東洋のストラディバリ」と賞賛されるバイオリン製作者になるまでのお話です。

北の国からのスタッフは製作したということで、随所にそのテイストが現れます。
美しい風景だったり、ぴくっと頭をあげきょろきょろする鳥・・・みたいな。

で、感想。

いい話なんですが、今ひとつ気持ちよく泣けるシーンがなかったなぁ。
といった感じです。
泣かせようとしてるのが、逆にひいてしまうというところもありました。
私はけっこうドラマなどで泣くほうですけど、
あまり悲しいシーンというのは好きではなく
どちらかというと、『いい話』系で泣けるのが好きなんですね。

だから、母と子の涙ながらの別れとか、赤ちゃんが死んでしまいそうになったり、
というのは、あまり好きではないのです。

だから、今回唯一ホロリときそうになったのは、
びしょぬれのまましばらく放置された赤ちゃんがを診察してもらって
なんだかんだしてた時の、

「看護婦さんが赤ちゃんを必ず助けるから。って言ってくれた」

という管野美穂の台詞ぐらいでした。
脇役である看護婦さんが、そんな強い気持ちで赤ちゃんと向き合っている
ってことを想像して、ちょっと泣けてきたのです。
まあ、かなり無理やりです。

とにかくこのドラマの不満点は

・全体3時間の前半1時間は子供時代。1時間後本編にやっと草ナギ君登場。
・あの時代に草ナギ君の髪型は・・・。感情移入が。
・物語の大半が、夫婦の苦労話。
・バイオリンの出来がどんどんよくり、バイオリンコンテストで優勝するほどになるまでの過程が描かれなかった。(成功していく喜びがなかった。)

そんな感じですね。

よかったのは

・オダギリジョー

です。
そんなわけで個人的には、前日にビデオで見た『小津先生』の方が楽しめました。
海峡を渡るバイオリン~ディレクターズ エディション~ 2004年
海峡を渡るバイオリン

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コメント(2)

森の妖精 :

 トモゾウさん、こんにちは。2度目の登場です。



 前から、トモゾウさんとは感性が似てるかなと思っていましたが、このドラマを見たこと、それに対する思い、ほとんど同感です。オダギリジョー、よかった。新撰組での斉藤一もいいけど、ああいう七三分けもキマるんだな、と感心しました。普通の人がやったら、ちょっとね...。おっと、ステキだったのは、外見だけじゃないですよ、もちろん。

 私が、つっこみたかったのほ、いくらなんでも、あの雨に、赤ちゃんをさらすのは、児童福祉法を通り越して、虐待じゃないかい?!ってことでした。あのシーンに登場したベビーモデルの親御さんに感心しました。さすが、「北の国」のスタッフ!(^^)

トモゾウ :

トモゾウです。

赤ちゃん雨ざらしはまずいですよね。

その直前は直射日光浴びせまくりですから、虐待と言われても文句がいえないでしょうね。

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