生保レディのシングルマザーの主人公小谷昌子（夏川結衣）は、ガン保険の契約を取る際に必ず説明しなくてはいけないこと（保険加入から３ヶ月以内に発見されたがんについては、保険金支払いの対象とはならない）を説明せず問題となります。その相手ってのが息子のクラスメートというかガールフレンドの家族なのです。

旦那のガンが発見され、「保険がちゃんと払われると小谷さんは言った」と事務所に怒鳴り込む妻に対して、昌子の上司は素直に謝ったら会社を辞めなくちゃいけなくなりますよと、ちゃんと説明したと嘘をつかせようとします。

で結局昌子は嘘をつくわけです。
「私はちゃんと説明しました。」と。

それはそれでいいんですけど、その後がなんか腹立たしい展開なのですね。
怒鳴り込んで来た妻が、（ガンになってしまった）夫に連れられて帰ったあと

「私は最低だ！！」

などと、涙ながらに同僚に言うわけです。
なんか自分を責めるわけですよ。

同僚（杉田かおる）も同僚で、そんなに自分を責めるんじゃないよ。あなたもガンなんだし、子供も一人で育てなきゃいけないんだから会社をクビになるわけにはいかないでしょ、しょうがないのよ・・・・。

なんて感じなんです。
その後に診察に行った病院でも院長先生から

「そのことは忘れて、あなたは元気になりなさい。命令です。」

なんてなこと言うわけですね。

なんだか、どうなんでしょうかねぇ。
あれですよ、クレームに来た家族は、どうやら離婚した上、奥さんと子供はどっか遠くに引越しですよ。（経営している会社がうまくいってないというのもありますが）保険金ももらえずに・・・。

さらに腹立たしいのが、引っ越すことを聞いてあわてて見送りに行くわけです。
そしてそこで言うわけです。

「私本当は、説明してなかったんです。」

と。
はぁ？？？？？
まったくもって自分勝手。まったくもって自己満足な台詞。

さらにさらに、ガンになってしまった夫に

「わかってました。いいんですよ。」
なんてわけのわからないことを言われる始末。

「生きていれば、きっといいことありますよねぇ。」

「ええ、ありますとも。」

と涙ながらに語り合っているのも、なんかねぇ。

ということで、本当は泣けるところだったのかもしれませんが、妙に腹立たしい気分で泣き上戸のわたくしですが泣けませんでした。
なんかうまく説明できず、見てなかった方にはさっぱりな内容だとは思いますが、見たみなさんはどうだったでしょうか？（投げかけ系）

ちなみに、夏川結衣さんはどうにも似顔絵が似ないのでやめました。
しょうがないので、

杉田さんを描いてみました。