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医龍2

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iryu_asada_thum.gif医龍2
天才外科医・朝田龍太郎(坂口憲二)のスーパーオペシーンと伊集院君(小池徹平)の成長を描いた第1弾の続編。
今回は、閉鎖に追い込まれそうな病院に飛ばされた朝田たちが、同様に様々な理由から飛ばされてきた問題医師たちが、反発しながらもしだいに協力し合い、やがてチームとなり病院を再建する・・・といった物語です。(だと思います)

そういったわけで、この医龍2では、前シリーズで追い出した野口教授(岸部一徳)が再び明真大学付属病院に戻ってくるところから物語が始まります。野口は患者を選別し富裕層向けの最先端医療施設に明真を生まれ変わらせようとし、その意に反するものは、いずれ閉鎖しようと考えている北洋病院に左遷させてしまいます。

ですから、北洋病院は問題医師の吹き溜まりとなってしまっている、はずだったのですが、実は問題はありながらも腕は立つものたちの集まりでもあったのです。

チョコレート大好きで、手術には気が向いたときしか入らない女麻酔医・小高七海(大塚寧々)。この人は、チームドラゴンのメンバー天才麻酔医・荒瀬(阿部サダヲ)も認めるすごい奴。

阿部サダヲと言えば、初回から一貫して画面に登場するたびに

医龍2 荒瀬(阿部サダヲ)

「色、白っ!!」

とついつい突っ込まずにはいられなくなるわけですね。

えっと、それは、それとして次・・・。

とにかく、キレてばっかり、教授を殴って飛ばされた、オペ技術は若手ナンバーワンのお坊ちゃま。

医龍2外山先生(高橋一生)
外山先生(高橋一生)。

この人、伊集院君が目標にしている、フレッシュマンズライブ(若手のオペ技術コンテスト)でぶっちぎりで優勝したという経歴を持っているそうですが、とにかく、誰彼かまわず切れています。
切れていたのですが、第6話であるお婆ちゃんの手術で失敗したことから改心して、チームドラゴン入りを希望するようになりました。はい、当初はこんな表情ばかりだったのが、6話の最後では爽やかな笑顔も見せてくれます。

続いてこの人、医療ミスで飛ばされた、アル中の松平先生。
実際のところ、以前いた病院では循環器科のエース、「スーパードクター」とまで呼ばれた男だったのですが、論文の改ざんを行ったため目立つオペからははずされ、もう助からないような患者ばかり担当し、"敗戦処理"と呼ばれるようになってしまう。

松平いわく、

「死ぬしかないような患者ばっかりオペしてるうちにぃーーー!!
 いつの間にかーーーーーっ!!
 メスが握れなくなってしまいましぃーた。」


医龍2 松平先生 ということだったのです。

で、このシーンを見て

「・・・?なんかこんな演技見たことあるなぁ・・・?」

と悩むこと数分。

あ、これだ・・・。

アントキの猪木
「元気ですかぁーーーーー!!」


ですね。

「ご唱和くださいっ!!!」

ですね。

思い出せてよかったぁ・・・。ああ、すっきりした。
(ちなみに上のイラストはアントニオ猪木ではなく、アントキの猪木のほうです。)

まあ、こんなアル中・松平先生も第7話ですっかり復活し、上記のような泣き言を言っていましたが、最後には

「何かあったら呼べ。今度は俺がかけつけるっ。」

と朝田に力強く協力を約束します。

そんなわけで、初回からちょっとは朝田(坂口憲二)先生の活躍はありましたが、今回の第2シリーズでは朝田の周りの人間、特に北洋のダメ医師たちに焦点が当たっているため、印象としてほとんど活躍していないのです。

活躍してないわけではなく、ドラマ中で難しいオペなどは成功させてますが、朝田先生は以前と同じスーパードクターのため、印象度とか、がんばり度といった点がまったく感じられないわけです。
とりわけこのシリーズでは

医龍2朝田龍太郎(坂口憲二)
と、歩いているシーンばかりで目立ちます。
歩いていると誰かとすれ違ったり、誰かがもめてるところに出くわしたり・・・。
かと言って、なにか言うわけでもなく、本当に手術シーン以外は、まぁ~たく働かない(というか演技をしてない)のです。

しかしながら、もっと働かない人がいます。
うすうすお気づきでしょうが、

藤吉先生
この人、藤吉先生(佐々木蔵之助)なのです。
まあ、外科じゃないから手術室に入らないため活躍しづらいポジションではありますが、ここ最近は

「これは難しいぞっ。どうするんだ?朝田?」

みたいなことしか言ってません。
何がどう難しいかを解説する人は必要なのでしょうが、蔵之助さんの活躍の場としてはもう少しあってもよいのではないかと思う今日この頃なわけです。

そんなこんなで、現在立ち直っていないのは、麻酔医の大塚寧々さんのみですが、どうも次回には復活しそうです。
そうすると、やっとみんな立ち直ったことになるので、ドラマとして話が進んで行くことでしょう。


ということで、この医龍2.今期一生懸命見ているドラマの一つでありますが、一時中だるみを感じ、「あれ?」というところはあったのですが、また盛り返してきた印象で、さらに今後期待できそうです。
最後はまた、野口教授が「うわぁぁぁーーーー。」みたいことになるのでしょうが、岸部さんがどんな演技を見せてくれるのかは今から非常に気になります。

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