99年4月スタートの新ドラマ、まずはこれから。
「ラビリンス」です。
今回の新ドラマの中では一番かっこいいドラマだと思います。
◆ あらすじ ◆
天才外科医・野崎悠一郎(渡部篤郎)。
姉の奈津子も優秀な看護婦だったが、自らの医療ミスを苦に
結婚を直前に控えながらも自殺を図った。
なんとか死は免れたものの植物状態に陥ってしまう。
大学病院のエリートコースを進んでいた野崎も、姉のミスのため
地方の病院に飛ばされてしまう。
しばらく後、姉は突然目を覚ました。
しかし、謎の言葉「パ・ピ・ヨ・ン」を残し死亡してしまう。
そして野崎は葬式に来ていた大学病院の同僚だった達也(保坂尚輝)
から、姉から結婚相手だと聞かされていた園部(内藤剛志)が
学長の娘・さつき(桜井幸子)と結婚することになったと
聞かされる。
そして野崎は、大学病院の窮地を大学に戻してもらうことを条件に
救い、とうとう大学に戻ることが出来た。
姉が医療ミスなどするはずないと信じている野崎は、姉の自殺に
疑問を持ち、また姉との交際を否定する園部に対して敵意を剥き出し
にする。
園部もまた、野崎をなんとか大学から追放しようと様々な罠を仕掛ける。
|
園部の罠で身に憶えのない手術ミスを指摘され査問委員会に
かけられるも、買収工作により無実を勝ち取ったあとの台詞。
「この病院は腐ってる。」と言ったあとに続けてコレです。
すげーかっこいい。
なんつーか、「ケイゾク」のときもそうだったけど
渡部篤郎ってイっちゃってる演技にものすごく凄みがあります。
|
で、その敵役の園部の奥さんの桜井幸子さん。
(似てないのはわかってるって。)
暗いです。いつも伏し目がちです。スコーンっと笑いません。
昔、野崎に家庭教師をしてもらっており、どうやら恋心を
持ってるようなんだけど、なぜか園部と結婚しちゃってます。
この辺の謎もおいおい判明していくのでしょう。
|
◆
そしてこの話、サスペンスってことで序盤ってこともあり
謎だらけです。意味なく怖い人だらけです。
怖い人 その1
エリート外科医・園部(内藤剛志)。
いっつも笑ってるんだけど、その笑顔が妙に怖い。
|
怖い人 その2
野崎の親友の心療内科医。保坂(似てない)尚輝。
治療中のさつきの妹・美羽に野崎の写真も見せたところ
激しく動揺をする美羽を見てめちゃめちゃ怖い顔になった。
何故。
|
怖い人 その3
園部の愛人(?)の看護婦(斎藤陽子)。
この人と園部の関係も謎です。
一番怖い人
手首に蝶の形のやけど(?)のあとがあったり
最近の記憶があいまいだったり、と一番謎の多い
女の子です。
|
◆ 感想 ◆
とにかく渡部篤郎がかっこいいドラマです。
前作の「ケイゾク」の真山とキャラがかぶる部分も
ありますが、やっぱりイイです。
内藤剛志は笑顔の裏の腹黒さがにじみ出てたりして、怖いです。
でも、腕はよさそうだけど、手術プランの欠陥を野崎に指摘されたり
いまのところけっこう間抜け。
なのに何故か学長の娘と結婚し、まさにエリートまっしぐら。
桜井幸子はどうにも暗いです。心療内科に通う妹がいたり
望まない結婚してしまったようだったりで、不幸っぽいです。
他の出演者もなーんか裏で何考えいるかわからない連中ばかりです。
そんな中、唯一明るいのが高橋由美子で、けなげに野崎にくっついて
まわる看護婦役を演じています。
で、ここまで(1〜3話)を見た感想は、渡部篤郎のかっこよさを
前面に出したドラマだなぁ、といった感じです。
ちょっと何考えているかわからない所もありますが
とにかく姉の死の真相を確かめ、死に追いやった人物に復讐を
と考えているのはわかるので感情移入しやすいです。
それに比べ、桜井幸子はなんで内藤と結婚してるのよ。って感じで
気持ちがはっきりしないので、感情移入がしにくいです。
でもまあ、とにかく渡部篤郎さんを見てみてよ。
すごいかっこいいから。
って感じですね。おすすめです。
|
|