氷の世界 その5
月曜日 夜9:00〜9:54 フジTV

99.12.02UP

第8幕 『悲劇』

重要参考人として警察から事情を聴取を受けたのは
迫田正午だった。

烏城は犯人の目的は塔子に濡れ衣を着せることであり
正午が疑いがかかれば、真犯人が何か動きを見せるだろうと推理したのだ。
警察で取り調べを受ける正午のもとに妹の七海が差し入れを持ってくる。
その帰り、警察の前で何者か見つけ驚く。

そしてその人物と接触をはかろうとするが、夜の公園でアイスピックで
胸を刺され、殺されてしまった。
いっぽう、何者かから送られた携帯電話からの指示にしたがい
公園に向かった塔子は七海の死体を発見する。
塔子を尾行してきた英器と月子はその状況から塔子が七海を殺害したものと
考え・・・。



えーとまず、先週の放送分から・・・。
英器は何者かにフォークリフトで襲われる。
石材(?)をうまく落とされ、かつそのフォークリフトで



とぎりぎりのところで殺されるのを免れました。

これ、よく考えると超絶テクニックですよね。
超寸止めっすよ。それはもう数センチってとこでとめてます。
このテクニックを持ってる人物が犯人ってことになると
犯人は資格ゲッターですよ。
で、そんなテクニックを持ってる人といえば・・・、いないって
そんな人。ってことでドラマ的には意味のないことなのでしょうが

しかし知り合いにこう言われました。
「塔子は石の発掘作業とかで、ああいうマッシーンが扱えるんだよ。」

そ、そうか。石掘るの好きだもんなぁあの人。
きっと大々的な遺跡の発掘調査とかに参加したときに
修得した超絶テクニックだったのかぁ〜〜〜〜〜〜。
ってわけないっすね。

まあ、思い付き話はこのくらいにして・・・

今回はめちゃめちゃこの人冴えてました。
「江木塔子と柴田、そして池永苑恵。この三角関係を見つめる
 もう一人の人物がいるとしたらどうだ。」

ということで、ちょっとなるほどな推理をします。
犯人は江木塔子に恨みを持っていて、江木塔子の人生を徹底的に
破壊することが目的だと推理しました。
愛する人を殺し、なおかつ殺人犯の濡れ衣を着せ、社会的にも
抹殺することが犯人の究極の目的だと。

本当にそうかなぁ。って気にさせますが、この時点でこういう推理を
見せるってことは、はずれってことなんですよね。
もっとも犯人が誰か、ってことは何にも言ってないから、考え方は
あってるのかもしれませんけどね。

で、この辺の話しを烏城は他の刑事には話さず、バー・ICE STORMで
英器に話します。
最初はカウンターで話そうとしてたのですが
バーテンダーの井手さとみ↓の視線
が気になり席を換えて話を始めました。
ちょっと離れた席で小声で話をしてるんですが、どうも会話は全部
さとみに筒抜けみたいで、英器の
「池永苑恵は生きているんじゃないか?」
の台詞にピクっとしてみたり、超地獄耳です。
で、毎回思わせぶりにアイスピックで氷を砕いてるし。
めっちゃ怪しいですが、やっぱり怪しすぎて関係ないのかな。

でも今のところ塔子の元教え子ってこと以外、なんのつながりもない
ところが逆に今後突然関係が明らかにされる可能性大って感じもある?



ということで、突然ですがこの辺で
好評連載漫画『がんばれ英器くん 第3幕』を

塔子の全てが知りたいと、柴田のことや桧山のことを
詳しく聞き出す場面で、桧山の手紙について尋ねた時



と、「何も・・・」って言葉をあっさり受け取ってましたけど
今までだったらきっと、こう(↓)だったはずです。




そうだよ、今までの君はなんにでも意味なく食ってかかってじゃないか?
それを何だい。そんな簡単に納得しちゃって。おかしいぞ、英器。



まあ、今回もいろいろありましたが、やっぱり変だったのがクライマックスシーン。
公園で殺されている七海を発見した塔子。
遅れてやって来た、英器と月子は七海を抱きかかえる塔子を見て
という顔をして、塔子が七海を殺害したものと確信しちゃったようです。
が、あんたら2人とも塔子を尾行してたくせになんで犯人だって
思っちゃうのかねぇ。
英器にいたっては、塔子が携帯電話で呼び出されたこと知ってるだろうに。
だいたい、あんな静かな公園で携帯が鳴ってたら気付くでしょ。だれかと
やり取りしてるって。
なおかつ、教室や山(?)でアイスピック(千枚通し?)を塔子が使ってた
のを思い出しただけで、犯人だと思い込んじゃったみたいだし
あんたの信念って・・・って考えちゃいました。
ほんのちょっと前だよ。
「俺は塔子を信じる。」
みたいなこと言ったの。

◆ 第8幕の感想 ◆

わかった。犯人は中嶋朋子だ。

理由、離婚したいと考えている旦那の職場にわざわざ出向いて
捜査の状況を聞き出そうとするなんて、いかにもおかしいです。
その一点で犯人です。そしてなおかつフォークリフトの達人。(まだ言ってる。)

きっとこのあと、「なんじゃ、そりゃー」的関わりあいが出てくるのでしょう。

あと真面目に考えると、七海が警察の前で見た人影はいったい誰なのでしょう。
いまひとつ表情が読み切れなかったのですが
1:「あれ、あの人は確か・・・。」なのか。
2:「な、なんであの人が・・・。」なのか。
3:「あんた、何しに来たの・・・。」なのか
さっぱりわかりません。
でも、2でしょうね。そしてそのあとその人物と思われる人との電話は

「いったいどういうことなのか、ちゃんと聞かせてもらえますか?」

これの意味するところは
1:久松(ミッチー)が生きていて七海の前に現れた。
2:久松が生きていて身を潜めていた(七海はこのことは知っていた)のだが
  姿をあらわした。
3:なおかつ久松は真砂子(中嶋朋子)といっしょだった。

どれも違いますね。さっぱりわかんないです。
わからないついでに、携帯の送り主とのやり取りもわからないです。

「お前が3人を殺したんだ。〜取り引きをしたかったら、周りを騙すんだ。」
ってやつ。 だいたい、なんで塔子は取り引きってやつに応じようとしてるんだろう。
取り引きの対象がわからないです。

『塔子が殺したことを知ってる』からそのことと取り引きなのか?
→それに応じるってことは、塔子が犯人だってことになる。

『愛する男を殺されたくなかったら』ってことで取り引きなのか?
でもそんなこと言ってなかった気がする。

じゃあ、なんで取り引きに応じてるんだろう。
謎だ。

それから、もう一つありそうなパターンで

井手さとみはカメラマン桧山の妹。
塔子の心無いひとこと(「死ぬ程愛してるなら、死んでよ。」)
のため本当に死んでしまった兄の復讐。

ありそうだけど、やっぱり犯人として弱すぎ。
犯人としての器があり、現時点で犯人になりうるのは真砂子ただひとりか?


ということで、この辺で。

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