2000年の新作ドラマの最初はやっぱり『二千年の恋』です。
あらすじとしては、某国のスパイ(金城武)が裏切り者である自分の父親・マロエフ氏を
殺すため弟と二人日本に密入国してきた。
その際、弟の不振な行動から警察に追われ、傷を追った弟は自ら命を断とうとする。
そんな弟を兄は自らの手で殺し、逃亡する。
マロエフ氏の居場所を探るために“野上”という男になりすまし外務省に忍び込んだ。
コンピュータから情報を引き出そうとするがそのためにはパスワードが必要だった。
そこに2000年問題の対策のため呼び出されたシステムエンジニアの
真代理得(中山美穂)と出会う。
外務省のコンピュータシステムのパスワードを知る理得に“野上”は近付く。
理得は“野上”の影の部分に惹かれていく。
そして“野上”も理得の純粋なやさしさに惹かれていくのだった・・・。
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ということで始まった『二千年の恋』ですが
1回目からなんかよくわかりません。
金城武とミポリンが二人で街を歩いていて教会(?)のろうそくの灯りを
見つめて
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と突然言ってみたり
ミポリンの妹・まりあはしょうもない男と同棲中で、母親の七回忌の
香典泥棒しちゃうし
それをミポリンにとがめられると逆ギレして
「お姉ちゃんの周りに入る人は可哀想よ。」
とかわけのわからないことを言い出すし、2話目ではその男・成次(東幹久)に
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↑誰?
「携帯で繋がってるのは嘘っぽい。気取ってますねぇ。」
とかもいわれちゃったり
父親(ずいぶん前に若い女を作って逃げたらしい)にも
「もう連絡しないでくれ。」とか
「お前がいるから、安心してまりあをまかせられるんだ。」とか
なんか大変です。
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それにしても2話目はすごかったですよ。
マロエフ氏がオペラに行くという情報を得た“野上”は理得を誘い
オペラ会場に潜入する。
休憩時間、ロビーで休んでいるマロエフ氏に刑事達が護衛する中
“野上”は仲間から手渡された銃を内ポケットに忍ばせ近付く。
階段を下りながらネクタイをはずし、内ポケットに右手を滑り込ませる。
そして、マロエフ氏と直面しまさに拳銃を抜こうとするときに
理得が無邪気に“野上”の目の前に顔をだす。
なくしてたと思っていたジグソーパズルのピースが見つかった
と言って・・・。
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動けなくなる、“野上”。
それを見つめる仲間のナオミ(Fayray)。
で何がすごかったのかっていうと、この後の展開なんですけど
固まってしまった“野上”を不審に思った一人の刑事は、“野上”に
向かって歩いて来ます。
それに気付いた“野上”は理得にキスをします。
それを見て(っていうわけでもないのですが)刑事はマロエフ氏の所に
戻ります。
で、突然キスされた理得は尋ねます。
「どういうことですか?」
それに“野上”はこう答えます。
「キスでもせまらなきゃ、帰れないって顔してたからだ。」
だって。それに続けて
「もういいだろ、帰ってくれ。」
だって。ひっどいねぇ〜、この人。
このあともすごくて、マロエフ氏暗殺に失敗したことを
当然仲間にせめられるのですが
スパイ女:「言いなさいよ。なんで撃たなかったのよ?」
“野上”:「どうしてだと?目の前にいたのは俺の父親だぞ。」
(何をいまさら、弟殺してるじゃん。)
スパイB「今さら何言ってるんだよ。弟を殺してるくせに。」
(おお、偉い。よく言った。)
スパイBを引きづり倒し、拳銃をみけんに押し付け
「もう一度言ってみろ。」
なんていうやり取りもあったりして・・・。
とにかくひどい逆ギレ男です。
と思ったらこの人、理得のところにのこのこと会いにいくんですよ。
でまた理得も理得で、許しちゃうんですよ。この男のこと。
「何があなたをそんなに苦しめているのですか?」
なんてめちゃくちゃ察しのいいこと言ったりして。
そうそう察しのいい男といえば
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佐伯刑事(宮沢和史)
9才のときに両親をテロで殺され、それ以来テロリストを憎むようになった男。
なんですけど、すっげ〜勘がするどいです。(ていうか考え過ぎ?)
上の台詞に続けて
「この国にとって、取り返しの付かない忌わしい傷跡を残す何かを・・・。」
ですよ。考え過ぎだっちゅ〜の。(でもあってるようだけど。)
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◆ 感想 ◆
そんなこんなで感想です。
2000年しょっぱなの月9ということでいちおう見始めたのですが
1、2話は“ちょっと・・・”て感じです。
トモゾウ的にはただの恋愛ドラマなんていうのはちょっと退屈でイライラ
するのであまり好きじゃないありません。
だから、けっこう期待していただけに残念です。
1話目はいまひとつで、2話目は「おい、おい。」って突っ込むとこだらけで
こりゃだめだなぁなんて思っていたら、3話目面白かったですよ。
そう、3話は面白かったんですよね。
何が面白かったのかは説明しづらいのですが、緊迫感のあるシーンが
ちゃんと緊迫してたのでドキドキしました。
先週のオペラのときは今一つドキドキ感に欠けてました。
だってあんな殺す気満々で近付いてくる男を見過ごすなんてことは
さすがにないでしょう。普通内ポケットに手を入れただけでも捕まるって。
まあ、それはさておき、もしかしたら面白くなるのではないかという
期待がちょっと膨らんでいます。
ただねぇ、ミポリンちょっと可哀想過ぎ。っていうかいい人すぎ。
(まわりがひどい人ばかり?)
今回も金城武に八つ当たりされてたし・・・。
それなのにミポリンは
「何を苦しんでいるんですか?私でよかったら話してください。」
みたいなこと言ってみたりしてるし・・・。
こういう女心はわかりません。
まあ、まあ、とにかく2話目でもう見るのやめようと思ってたけど
もう少し見てみようと思います。
東幹久のチンピラぶりも気になるし。
最後に
三話目ですでに正体がばれかかっている金城武に幸あれ。
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