今回の勝手にドラマは、ティム・バートン監督の『スリーピー・ホロウ』です。
実際見たのは3/1なのでかなり記憶が薄れてますが、とりあえず
映画を見た印象をお伝えします。
■ ストーリー
1799年、NY郊外のスリーピー・ホロウ村で住民が次々と
首なし騎士に首を切り落とされて殺されるという事件が起きた。
その事件にNY市警のイカボッド(ジョニー・ディップ)が捜査に派遣された。
科学捜査を信条とするイカボッドは首なし騎士の存在を否定した。
しかし、本当に首なし騎士が現れイカボッドはパニックに陥る。
ってな感じで話は始まります。
とりあえず、パンフレットが売り切れてしまっていたので
資料があまり無く、かつ記憶も加速度的に失われているので
ごく簡単に感想にいきたいと思います。
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主人公のイカボッド捜査官(左)
この捜査官(ジョニー・ディップ)がいい味だしてます。
犯人捜査が容疑者の拷問に頼っていたこの時代に
科学的な捜査を取り入れようとする熱血漢ってことになってます。
だから彼は“首なし騎士”の存在を初め信じていません。
しかし実際に“首なし騎士”遭遇すると手のひらを返したように
恐れおののき部屋に閉じこもってしまいます。
が、かーちゃんの夢を見てすっかり立ち直ります。(なぜ?)
それで、上のイラストの右側の少年を連れて“首なし騎士”を探しに行きます。
この少年も実は、とうちゃんを“首なし騎士”に殺されていて
とうちゃんの敵討ちのためイカボッド君に協力しています。
とにかくこの子がしっかり者です。
イカボッド君が女にうつつをぬかしてるときも、しっかり“首なし騎士”の
隠れ家を探していたり、騎士が現れたら拳銃構えてバンバン撃ったり。
イカボッド君の盾にされながら、魔女のところにも行くし。(ここ記憶違いかも?)
とってもしっかりした少年です。
で、この映画で気になるのが“首なし騎士”の存在。
最初は何かちゃんとした現実的な説明がされるのかと思ってたんですよ。
“首なし騎士”は実は誰々だった、とか。
と思ったら前半で早くも完璧に首のない騎士が登場しちゃうのですよ。
完全に怪物なのですよ。
この騎士、最初は馬に乗って風のように現れて、風のように去っていってたのですが
だんだん行動が大胆になってきて、しまいには
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とズンズン歩いて、村びとを襲っちゃうんですよ。
本当に最初は幽霊っぽかったのが、ただの殺人者になってます。
それで、本当に『シャキ〜〜〜ン』なんですよ。効果音が。
で、『ザクッ』って首を切っちゃうんですよ。それはもう、切れ味抜群に・・・。
まあ、そんな感じの“首なし騎士”が大暴れ映画なのです。
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◆ 感想 ◆
感想は、「なんか普通。」って感じですか。
そんな壮大な物語でも無いし、感動的な話しでもないし・・・。
でも、なんかちゃんとしてるな、って印象はありますね。
こう、圧倒的な“何か”ってのはなかったですけど、それなりに楽しめる。っていう。
だから、見てもいい映画じゃないかなぁ、とも言えますね。
ティム・バートン好きの人に言わせると(好きじゃなくても)
「良くも悪くもティム・バートンっぽいね。」
だそうです。
「冒頭の頭がかぼちゃの“かかし”とかがティム・バートンっぽくていい。」
らしいです。
なるほど・・・。まだまだ勉強不足です。
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監督さんってこんな感じ?ちょっと違う?
トモゾウ的この映画の最大の見所は、終盤に差し掛かったところの
“黒幕と思われる人間3人が、テンポよく死んじゃうところ。”
言葉にすると分かりにくいのですが
「ゴン、バン、ドーン」って感じにバタバタ死んじゃいます。
見なきゃわからないですね。
それからこれまた終盤、事件が解決して(したと思い込んで)
イカボッド君が帰ろうとするところは
「これで終わりかよっ!」
って突っ込み入れたくなること必至です。
事件解決でエンドロールが流れそうな感じになっちゃうのです。
が、まったく納得いかないんですよ。
でも、映画は終わっちゃいそうなんですよ。びっくりしますよ。
ま、実際にはそこから続きがあったんですけどね。
「おお、危ねぇ。本当に終わると思ったよ。」
って感じでした。
これまた見ないとわかりづらい感想ですね。
とにかく、そんな感じの映画です。
みなさんは、見ます?
以上、イラスト少なめ、文章多めの『勝手にドラマ』でした。
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