そろそろ限界のGWシリーズですが
今回は松本人志“ひとりぼやき漫才”ドラマ『伝説の教師』です。
または、“最強結果オーライ教師”ドラマ『伝説の教師』です。
とにかくこのドラマは松本人志が最近の若者や世間に対して思っていることを
ただぶちまけてるってドラマです。
出演者的にはいちおうSMAP中居君との二枚看板的キャスティング
なんでしょうけど、本当にこの二人以外の出演者は印象がありません。
唯一あるのが
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わかりやすいヤクザな男、竹中直人
なんですけど、この人も実際はいなくてもいいんですけど
たいていの話がこの人のおかげでうまくまとまります。
で、このドラマの見所は毎回一つは、あると言われる松本人志のアドリブです。
(といっても、どこがアドリブなのかはよく分かりませんが。)
しかしながら、アドリブと思われるところは面白いのですが
きちんと台本があるところはなんかいまひとつって思っちゃいます。
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いちおう笑わそうとしてるのですが、いまひとつ噛み合ってないです。
このシーンもこのあと手も洗わないで出ていく中居君の方が可笑しかったです。
同じ回で、アドリブというか微妙に可笑しかったのは
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同僚教師に対してキレるシーンなんですが
止めに入っている中居君がどうにも笑っているようなのです。
こういうのを見るとなんかアドリブ的台詞を言っていて
何かが面白かったんだろうなぁ、なんてドラマとは関係ない見方をしちゃいます。
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◆ 感想 ◆
このドラマのもうひとつの見所は
松本人志の“ぶちぎれ屁理屈絶叫説教”なんでしょうね。
とはいえその説教が、とにかくヘリクツなんですよね。
で、そのヘリクツぶりといえば、いつもの松本人志なんですよ。
だからいつものバラエティー番組で見る彼と同じなんですよね。
せっかくドラマで見る松本人志なのに・・・・なのです。
またストーリー的には、とにかく
「どこが伝説の教師なのよっ!」
って感じで、ここまでの話しの中では、まったく伝説の片鱗すら見せていません。
全部がいきあたりばったり、自分の都合でキレてみて
その結果がなんとなくうまくいってるっていう話なのです。
むちゃくちゃな教師ってことでいうと、『GTO』の鬼塚英吉的なんですが
むちゃくちゃ度でいうとそれ以上です。
でも、その方向性が私には間違っているように思えてます。
とにかく今までの所は全て自己中心なむちゃくちゃぶりだからです。
『GTO』よりむちゃくちゃな教師っていうのを目指したかもしれませんが
今のままでは、自己中心的なキレる若者と同じむちゃくちゃに思えます。
中居君がクールでかっこいい感じの役でがんばっている分
ちょっぴりもったいないと思いますね。
文句が多めになってしまいましたが、話が進むにつれて
だんだんと松本人志の本当の伝説ぶりが見れることになるのでしょう。
とにかく、そうなることを祈りつつ、今回はここまでということで。
では。
あ、もう一つ。
松本人志のファッションは気になりますね。
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