今回は今クール最も力が入っていると思われるドラマ(のひとつ)
『アナザヘヴン〜eclipse〜』です。
何がすごいって、映画とドラマが絶妙にからみあって製作されている
ところです。
もっとも、まだ映画版を見ていないので絶妙かどうかはわかりませんが・・・。
しかしながら、映画版とクオリティーを合わせようという
努力が画面から伝わって来て、従来のドラマよりも画面づくりに
かなり力が入っています。
(実際は画面が暗すぎたりして見にくかったりもしますが。)
そして、このドラマの面白さは複雑に絡み合ったストーリーとは別に
会話のやりとりの楽しさ、軽妙さだと思います。
特に、悟郎(大沢たかお)とユウジ(加藤晴彦)との会話でしょう。
悟郎は現在停職中の刑事。ユウジは犯罪マニアで盗聴マニア。
とにかく二人の微妙な関係具合が楽しいです。
今はまだ盗聴なんかをばらされたくないユウジが悟郎に無理矢理使われてる
って感じなんですが、今後はだんだんとその関係も変わっていくのでしょう。
このドラマ、というよりも『アナザヘヴン』という世界の中では
このユウジが映画版とドラマ版をつなぐという
かなり重要な役割を担っているようです。
でもドラマ版のユウジはとにかくおとぼけです。
およそ一ヶ月失踪していたことになっている悟郎に
「この一ヶ月で何が起きたか知らないんですか?」
と言って
「何が起きたんだ?」
と悟郎に聞かれてると
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何だそりゃ、と悟郎が怒るのも無理がないという答えです。
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もっとも、ときおりシリアスな顔も見せるのですが
悟郎と調査に来た温泉では、やっぱり・・・・・・
と悟郎に卓球勝負を挑みます。(やりませんが)
悟郎が電話をしてる後ろでやってた一人卓球も可笑しかったです。
「お前ちょっと真剣さに欠けてないか?」
みたいなことを悟郎に言われるのですが、もっともです。
それから謎の人物としては
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謎の占い師。黒川忠夫(篠井英介)。
いろいろ知ってそうなんですが、今のところまだ顔見せ程度しか出てません。
悟郎は謎の石の悪い波動によって、いきなり道端でたおれ
気付くと自分は28日間失踪していたことになっていた。
ってことなんですが、悟郎が目を覚ました場所っていうのが
この黒川の家(?)で、普通約1ヶ月間の記憶がなかったら
とりあえず、最初に目覚めた所に行ってみるよな、って思うのですが
悟郎は行かないんですよね。なんでだろう?
ま、それは別にいいとしてもうひとり微妙に気になるのが
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天文サークルの加奈子(新山千春)です。
な〜んか、怖いんですよね。笑顔が。
というか、普段からなんか怖いんですよ。この人の笑顔。
なんかありそうなんだけど、なんにもない気もしたりして・・・。
けっこう可愛いと思うのですが、いまひとつブレイクしきれない新山千春。
なぜだろう?
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◆ 感想 ◆
ということで、力の入ったドラマであることは間違いありません。
で、面白いかどうかといわれると、面白いと思います。
ただ、映画版ってのがあって、それと微妙にリンクしてますよ
っていうことを知ってるってことが見る人の前提となっているような・・・。
映画版の存在を知らないで、ただこのドラマ版だけをボーっと見てしまうと
意味不明な点、説明不足な点が多数出てくると思います。
そう言う点では、おしいなぁって気もしますが
それでも、画面から伝わる力の入り具合とか、悟郎とユウジの軽妙な会話とかで
楽しめます。
でもやっぱり、映画版を見たほうがいっそう楽しめるのでしょう。
ストーリー的には謎がたくさんあるのですが、いきなり1話から
幽霊のような存在=黒い男(幻覚?)が登場してしまい、おばけが出て来た時点で
なんでもありじゃんってことになってるので、謎解きもなにも無いじゃん
ってことになってます。
だから見る側としては、推理するとかじゃなくて
「なるほど、そう来たか。」
って見てるのが正しいのかもしれませんね。
とにかく、かなり面白くなりそうなので、今後に期待なのです。
とはいえ気になる点もあります。
BGM。というか挿入歌。
主題歌は別にいいんですけど、挿入歌はちょっと・・・なのです。
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どうです。これ?
稲富殺しの容疑で刑事に追われる悟郎ってシーンなんですけど
なんで、こんな歌が流れるのだろうか?
他にも何曲か挿入歌があり、どうにも違和感があります。(私には)
もうひとつは、本上まなみ。
最初は下手だなぁ。って思ってたのですが、トーク番組とかに出てる彼女を見て
「ああ、普段からこうなんだ。」ってことで、「じゃ、うまいのかも。」と
考え直しました。
でも、あの声はドラマ向きじゃないなぁ・・・て思ってはいます。
あ、これあくまでも個人的見解です。
まあ、そういうことで
「がんばれ本上まなみ。」
ってことでまとめてさせていただきます。
それでは。
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