フードファイト
土曜日 夜9:00〜9:54 日本テレビ

2000.08.31



で、お馴染みの『フードファイト』です。
鉄の胃袋を持つ男・井原充(草なぎ君)は1対1の大食い対決の無敵のチャンプだ。
彼はその対決の賞金を毎回自分が育った施設に寄付している。
そんな彼の前に毎回次から次に様々な挑戦者たちが立ちはだかる。
が、チャンプはけっして 負けない。
なぜなら、彼の胃袋は宇宙だから・・・。

ということで、主人公は御存知SMAPの草なぎ剛君です。
しかし、私はドラマの草なぎ君はあんまり好きじゃありません。
演技にすっごい違和感を感じるんですよね。
ヘラヘラ笑っているところとかも好きじゃないです。
ヘラヘラするってことに関しては演出上の問題もありますし、一概に彼のせいでは
ないとは思いますが、どうも・・・なのです。

バラエティとか歌を歌ってる(踊ってる)彼はけっこう好きなんですけどね。
そしてヒロインは宮沢りえもいるけども、



いつも、困った&怒り顔の女・ 深田恭子さんなのです。
本当になんか見るドラマ、見るドラマでいっつも泣きそうな困った顔をしてます。
どのドラマでもいっつも役柄同じって感じです。
いつもどんくさい女の子やってますよね。
やっぱりあのムチムチ感がそうさせるのでしょうかねぇ。

まあ、この子はヒロインとして機能してるからいいんですけど
このドラマで最大の突っ込みどころは、この人でしょうね。


筧 利夫

どんな役なのか、ず〜っと見てるのにわからないのです。
たぶん、なんか説明的な台詞はあったかもしれませんが、 忘れちゃったし
ドラマ中、な〜んにもしてないので、何やってる人なのかさっぱりわかりあません。

いつも上のような台詞を言ってみたり。
ただただ「がんばれ〜」と声援してみたり、意味がわかりません。

まあ、スポーツ中継でいう実況兼解説者みたいな役割なんでしょうね。
でも、それでいいのか?


◆ 感想 ◆

う〜〜ん、土曜9時日テレのあの枠のドラマということだと
あんな感じなんでしょうね。
でも見てるってことは、それなりに楽しんでいるんでしょうね。

ってことで、どんな部分を楽しんでいるのか考えてみました。

1.無敵のチャンプが、どのように窮地に立たされ、苦戦するのか。
2.草なぎ君の怪しい演技。
  冒頭で文句を言いましたが、逆に言うと凄く気になる演技とも言えます。
3.宮沢りえの具合。
  具合って・・・?
4.八千草 薫

ですかねぇ。
基本的には1番なんですよね。
第1話から無敵のチャンプとして登場してる主人公は、普通に戦えば
まったく負ける要素がない。
それを、“息を止めて気管(?)に食べ物をつめこむ男”だったり
“暗示をかけて負けさせようとする男”だったり
あげくの果ては、“凍死した女性の幽霊”まで出て来たり
本当にあの手この手を考えてきます。

でもこういうのって、脚本家の「俺にはこんなに引き出しがあるんだぜ。」
的なものが見えてちょっと嫌だったりもするし、素直に「ああよく考えてるなぁ」
って思ったり、 いろいろなのです。

普通はドラマが進行していく過程でだんだん強くなっていったり
成功していったりするもの なんですけど、とにかく最初からチャンピオンっていう
設定は大好きです。

とはいえ、自分の作詞した主題歌の歌詞をエンディングで出すっていうのは
どんなもんでしょうね。
主題歌の歌詞を脚本家(作者)が書くっていうは昔のアニメなんかでは
よくありましたけど、それ自体は面白いと思うんですけど
別に歌詞を出さなくたって・・・、とは思います。

あと佐野史郎の心の微妙なゆれ具合っていうのもけっこう面白かったりします。

あともうひとつ言うとしたら、対決の対象の料理があんまりおいしそうに
見えないってことですかねぇ。

といろいろ考えた末に思ったのは、このフードファイトって“おとぎ話”なのかなぁ
ってことです。施設に寄付する足長おじさんの話しですものね。
そう考えれば、幽霊が出てきても、九官鳥とデュエットしたとしても
なんの問題もないってことですね。

なるほど・・・。(ひとり納得)


なんて感じで、すっかり手抜きを覚えてきてしまった『勝手にドラマ』ですが
今後もこんな感じかもしれませんが、見てくださいね。

それでは。