『逆境ナイン』を見た
近所のレンタルビデオショップは、毎月1日にレンタル料が100円になります。
ですから、その日は非常に店内は混みあい、また話題の新作などはほとんどレンタル中でなかなか借りたいものが借りられない状況に陥ります。
が、そんな時こそ、「見ようと思ったけど何も映画館に行くほどでもないなぁ・・・」といったちょっと前の映画などを借りるチャンスなのです。
ということで、邦画コーナーをうろうろしていてつい目に入ってしまったのが、玉山鉄二主演のこの映画
『逆境ナイン』
なのでした。
この『逆境ナイン』ですが、とにかくくだらない。
最初っから最後まで、終始一貫くだらないのです。
しかし、このくだらなさは原作にまさに忠実!
そう、原作は『炎の転校生』でおなじみの島本 和彦大先生。
かなり好きな漫画家さんの一人です。
といったものの実は原作の漫画を読んではいないのですが、セリフから演出から、まったくもって島本漫画そのものなのです。(ものすごいファンの人とかは異論があるかもしれませんが)私の中では、かなり無理をして原作に忠実に作ってるなぁ・・・と、ある意味非常に感心しました。
感心しましたが、映画として面白いかどうかというと、やはり微妙でして、漫画に忠実に実写化しているので、最初はとにかく違和感ありまくりでして、見ていてなんだか非常につらかったです。
が、だんだん見慣れていくのかわかりませんが、なんとなく面白いように思えてきたのも事実ですから不思議なものです。
そして、映画もクライマックス。
甲子園予選決勝9回裏の攻撃。
点差はなんと112点。
そんな逆境に負けずたった一人(???)で打席に立ち反撃に転じるシーンでは、不覚にも"うるっ"としてしまいました。
ってわけで、最初は「こりゃダメかもしんない」と思いながら見たものの、最終的には、「まあまあ面白いじゃん。」になっていました。
まあ個人的には、100円で借りられたDVDなので、それなりに満足できました。
通常料金だとしたら、別の映画を借りた方がよいかもしれませんが・・・。
ちなみに、この映画は2005年7月に公開されたものなのですが、この映画には当時好きだった『仮面ライダー響』の明日夢君役の役者さんが出ていたり、たった3年前なのに堀北真希がとても可愛く見えたりと、「へぇ~~~、そっか、そっかぁ。」と妙にうなづきながら見ていたりもしました。
それはそれ、これはこれ。ですけどね。
とにかく、映画全体で見ると、かなり無理があるので微妙な感じと言わざるを得ませんが、見なきゃよかったとは思わないし、すっごい面白いよコレ!とは言いませんが、それなりに面白かったなぁと思います。
もちろん万人には勧められませんけどね。
逆境ナインがOKならルーキーズも見てくださいな。意外とはまるから。
逆境ナインと比べたら『ルーキーズ』に申し訳ないようなきもしますが、今度の『ルーキーズ』はちょっと見てみようと思っています。