そういったわけで、大振りの一発さえもらわなければ内藤選手の勝ちはゆるぎないという状態のまま終盤へ。

とにかく、「どうにか亀田大毅負けねぇかなぁ・・・」という思いで見ていまして、内藤選手のポイント的には一方的な展開も、一発いいのが当たったら亀田大毅の勝ちもあるかも・・・っていう流れに、なかなか亀田大毅もやるじゃないかというようにも思ってきました。最終ラウンドまでは。

それまでも、けっこう反則まがいのことは内藤選手の表情を見るとしていたようですが、最終ラウンドでは完全に内藤選手を投げつけようとしました。
それも、直前に反則行為による減点１を取られてから・・・。

そうなんです。彼は、ポイントで負けている上に、最終ラウンドで減点１を取られ、勝ちが完全になくなったとということでやけくそになり、内藤選手を投げ飛ばそうとしたのです。本当に最悪です。なんの弁解もできないです。

その最初の減点の時も、減点の確認をレフリーがしている時に、
「やったったどー」みたいに手を上げているのですから、まったくもって完全にヤンキーです。

さらに最悪なのは、投げ飛ばした後のＴＢＳの実況。

「あぁ～っと、18歳という若さが出てしまったか！」

って、若けりゃ反則するのかい！！

けっこうそれまでは、大口をたたくだけあって、それなりに練習しているんだろうな・・・ていう目で見ていたりもしましたが、とにかく最終ラウンドの3分間で、亀田大毅はやっぱりただのヤンキーなんだと、２ちゃん風に言えば、ＤＱＮなんだという結論にいたりました。

さらに、それに追い討ちをかけたのが、

冒頭のイラストの「金色のグローブ型トロフィー」。

何コレ？？？
亀田大毅が入場してきたときから、手にしている金色のグローブが気になっていたのですが、亀田大毅が勝つこと前提でこんなトロフィーとか作っていたのかと思うと、最悪というよりあきれてしまいます。
トロフィーを受け取った内藤選手も、もらった瞬間に不快感をあらわにしてました。

「なんだよ、これは？？」

って感じで。とにかくこのシーンがとても印象的でした。印象的というか、ものすごく嫌な気持ちになりました。
やっぱり亀田の子供たちよりも、周りの大人たちに問題がたくさんあるようです。

しかし、最悪なのはこれだけじゃない！っていうからすごいじゃないですか。

テレビを見ているときに、亀田パパが小声でなんか言ってるなぁっていうのがすごく気になっていたのですが、そのときはなんて言っているかはわからず、そのまま放送を見ていたのですが、試合終了後ネットでいろいろ見ていたら

亀田父「大殻、勝たへんかったら、わかってるよな？なあ。」
亀田父「キン〇マ打ったらええねん」
亀田兄「ひじでもいいから目に入れろ」

と１０Ｒ終了後に言っていたというのです。
それはさすがにネタだろうと思いつつ、YouTube などでアップされている動画を見てみると・・・

言ってるぅ～～！！

本当に言っているのです。

そういえば、確かにリアルタイムで見ているときもラウンド中に

「投げろ！投げろ～！」

という、ボクシングの試合には似つかわしくない声も聞こえてました。

これはもう切腹どころじゃないですね。
現役チャンピオンの、「ひじでもいいから目に入れろ」は完全にアウトですね。

どんなに練習を一生懸命やったって、18歳だって、そんなの関係ないでしょう。
こんな子をヒーローに仕立てようとしたＴＢＳも切腹ものです。

これで、手のひらを返したようにマスコミでは亀田バッシングが始まるのでしょう。
やくみつるがまたワイドショーで吠えるのでしょう。
亀田好きの明石家さんまはなんていうのか・・・。
面白いといえば面白いですが、どうでもいいといえば、本当にどうでもいいことですね。

そんな嫌なことだらけで、内藤選手の入場曲「Romanticが止まらない」で和やかな気持ちになったのなんて遠い昔の話のようでした。

とくにかく、私はああいう人たちと関わらないように生きて行ければいいなぁって強く思った1日でした。